心の存在!?

Renewal Openしました(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ自作小説を連載していきます!!
ちょこっと見て感想お願いします!!

『 Truth of Lie 』 〜第二章・空虚〜 No.7

2006-03-06
27208.jpg

考えれば考えるほど言葉が出なくなる。

僕は、喋ろうとすればするほど言葉が無くなる事を覚えた。

(何か面白い事を…何かないか?)

そんな心の嘆きが僕の中に充満していた。

そんな状況の中、

「なんで黙ってるの?」とあゆみが話しかけてきた。

「いや、別にそんな事無いんだけど…」僕は慌てて答えた。

「答えになってないよ…。」少し悲しそうにあゆみは言った。

この瞬間、僕は思った。

[僕はあゆみに何を伝えてきたのだろう?]

[あゆみは僕に何を伝えているのだろう?]

僕は、あゆみに対して、

自分の素直な言葉を言っていない。

そこから始まる事柄から逃げて、

あゆみの言葉を聞こうともしていなかった。

このとき初めて、僕自身はあゆみの事をどのように

思っているのか考えだしていた。

「ごめん…。」僕は、何故かそう答えた。

「…。」無言のあゆみがこちらを少し見た。

僕は、何を話せばいいのかわからなかったがとにかく話そうと思った。

「お待たせしました。」間がいいのか悪いのか店員が料理を持ってきた。

(間が悪いな。)僕は思った。

「突き出し(ひじき)、枝豆、冷奴です。」と店員は言い

料理をテーブルに並べ店の奥へと消えていった。

僕は、枝豆に手を伸ばしながら

「あゆみも食べなよ。」と声をかけた。

「…。」あゆみはうつむき僕の声に耳を傾けようとしない。

「さっきは悪かったよ。ごめん。」と僕は、言い頭を下げた。

「何で誤るの?」あゆみはポツリと呟いた。

あゆみと会話できるように謝った僕は、

その言葉で…。

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Posted by yuukun73 at 12:22:47Comments(14)TrackBack(2) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第二章・空虚〜 No.6

2006-02-13
あゆみと居酒屋の中に入ると、店員さんが客席に誘導してくれた。

「いらしゃいませ。まず、お飲み物からお願いします。」と店員が言った。

「生2つお願いします。」と僕は注文した。

「かしこまりました。少々お待ちくださいませ。」と言い店員は店内に消えていった。

「あゆみも生でよかった?」と聞くとあゆみは「ウン」と頷いた。

「何、注文する?」と僕が聞くと「おまかせで。」とあゆみは答えた。

「わかったよ。」と僕は、メニューを眺めた。

その方が、今は気が楽だからだ。

どうすれば確信を得られるかなど考えて、

店に着く前から、無言になっていた僕のせいで、

気まずい雰囲気になているような気がしていた。

その雰囲気を壊すかのように、

「お待たせしました。生2つお持ちしました。」とさっきとは違う店員が

明るくビールを持ってきてくれた。

僕は、その行為に救われたかの様な感覚を覚えた。

「ご注文お伺いいたします。」と促がされ、

僕は、メニューを見ながら適当に注文した。

「お待ちくださいませ。」と店員は店の奥へと消えていった。

僕は、気を取り直し、

「お疲れ。」と言いながらあゆみとジョッキを合わせた。

「お疲れ。」とあゆみは笑顔で答えてくれた。

「さっきなんで無口になったの?」

「機嫌、悪くなったの?」とあゆみは聞いてきた。

「そんな事ないんだけど、考え事をしちゃって…。」と僕が答えると

「何考えてたの?」と嬉しそうにあゆみに言われ

「う〜ん。まぁいいよ。答え…」と僕が言い終わる前に

「秘密だね。」と言われ僕は、少し間をあけ、

「言えないわけじゃないんだけど、仕事の事だから。」とごまかした。

「ふ〜ん。」不機嫌そうにあゆみは答えた。

僕は、どうしていいか解らなくなってしまった。

今まで、僕に干渉してくれる人がいなかったせいも合って

あゆみに対しての返答に僕は頭を悩ました。

(これで又無言の時間ができてしまう…。)

僕は「あの、怒ってるの?」と聞いた。

「怒ってないよ。」とあゆみは無関心に答えた。

僕はあゆみの雰囲気を見てどうしようもなく落ち込んだ。

(ただでさえ返答に困っている僕に何ができるのだろう?)

普段は幸せを感じれるこの空間を、

今は憂鬱に感じていた。

人間は、その時の感情で捉え方が変わるのかとも思った。

僕は、この重い空気を変えたく何かをしゃべろうとした。

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Posted by yuukun73 at 19:27:36Comments(34)TrackBack(2) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第二章・空虚〜 No.5

2006-02-06
23138.jpg 「お待たせ。」とあゆみから電話がかかってきた。

「着いた?」と僕は聞き返すとあゆみは、

「着いたよ。今、カフェにいるの?」と言った。

「そうだよ。今からそっちに行くよ。」と言い僕は待ち合わせ場所に向かった。

相変わらず、何も決められず行き当たりばったりだなと僕は思った。

待ち合わせ場所に着いた僕は「早かったね。」とあゆみに声をかけた。

「うん。少し手抜きだけどね。」と笑いながらあゆみは答えた。

「居酒屋でも行こうか?」とたずねると、

「いいよ。」と返ってきたので居酒屋に向かうことにした。

居酒屋に向かう途中、

僕は手を繋ぎ歩くカップルを見ると少し劣等感にかられた。

もとより、あゆみとは遊びにいけるが何も進展はしていない。

あゆみを彼女にしたいとは思っているが、自分の気持ちを伝えてはいない。

欲求が増えるのに対して、行動には起こせていない。

その劣等感に悩まされるとは思いもしなかった。

その頃の僕は、あゆみにどう思われるかばかり気にしていた。

そんな事を考えながら歩いていると、僕は自然と無口になっていた。

「どうしたの?黙っちゃって。」あゆみが心配そうにこっちを見ていた。

僕は考えている事も言えず平然を装い「なんでもないよ。」と答えた。

そう答えた僕は、自分が無性に惨めになった。

(僕は、何も行動できていない。)

(あゆみとの関係を壊したくない・・・。)

(あゆみが僕をどう思っているかを知りたい・・・。)

惨めになった分だけ葛藤だけが増えていった。

あゆみとはあまり会話もなく居酒屋に着いた。

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Posted by yuukun73 at 17:24:13Comments(19)TrackBack(1) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第二章・空虚〜 No.4

2006-01-30
21986.jpg 待ち合わせ場所に向かう途中、僕は今日のコースを考えていた。

何を食べに行こう・何か他に出来る事はないだろうかなど、

女の人と遊びに行く機会の少なかった僕は、

ない知恵を搾り出していた。

そうこう考えているうちに、待ち合わせ場所に着いた。

少し早く着いたので、近くにあるオープンカフェに行くことにした。

一瞬、イタリアの街角を思わせるかのこのカフェは、

表通りに面していて多種多様な人々が利用しやすい様に作られている。

僕は、そのカフェに入りテラスの席に腰を降ろした。

「いらっしゃいませ。」と笑顔の感じが凄く素敵な女店員が一礼をした。

「ご注文は何に致しましょうか?」と続けて話した。

僕は、少し間を置き「アイスコーヒーお願いします。」と答えた。

「少々お待ちくださいませ。」と一礼をし女店員は出入り口に面したカウンターへと歩いていった。

(笑顔の印象がイイ人だ。あんな笑顔だと僕の印象がよくなるのだろうか?)

そんな事を問いかけられる店員だった。

僕は、煙草に火を付け一服し人並みを眺めた。

表通りは、帰宅時間帯には少し早いのか、あまり人通りは多くない。

皆、ひと段落する時間帯なのか、笑顔の人が多いような感じがした。

憂鬱になる事の多い僕は、つかの間の休息に何故か素直に幸せを感じさせられた。

(あゆみと出逢ったお陰なのかも・・・。)

そんな事を思いながら僕は、人並みを眺めていた。

「お待たせ致しました。」と僕の前にアイスコーヒーが置かれた。

僕は「有り難う。」と言うと一礼をし店員は店の奥へと歩いていった。

そして、携帯電話を取り出しカフェにいる事をあゆみにメールした。

直後に『りょぉかい♪』とあゆみからメールが返ってきた。

今日のコースを決められずにはいるが、

あゆみを待つ時間が経つにつれ徐々に嬉しさがこみ上げてきた。

この嬉しさに、僕は満足をしていた。

基本的には、待つのがあまり好きではない僕が満足しているということは、

自分の好きなことに対しては苦も楽になるのだなと実感した。

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Posted by yuukun73 at 21:38:10Comments(6)TrackBack(2) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第二章・空虚〜 No.3

2006-01-26
21180.jpg 僕は、今、何を思い何を考え何をすればいいのか?

何も考えず、何をするでもなく時間だけが過ぎていく・・・。

ありきたりの毎日が僕に襲い掛かる。

僕の人生の中では唯一進行形にあるのと思われるものはあゆみとの関係だ。

僕自身ある意味生きている理由になっているのかもしれない。

それを取り除くと僕の存在価値は何処にあるのだろう。

まして、それを含めても僕の存在価値はあるのだろうか?

結局、考えていても答えは返ってこない。

当たり前の話ではあるが、そんな事まで考えている僕がいる。

この憂鬱な気分を切り離したく、あゆみに電話してみることにした。

(他に、話をしたい人がいるわけもないのだが・・・)

・・・

・・・

・・・(出ないかな・・・)

と思ったら突然、電話がつながった。

「ハーイ!!ごめんなさい。」元気なあゆみの声だ。

「もしもし。何がごめんなさいなの?」僕は尋ねた。

「あっ、化粧してて電話に出るのが遅くなったから。」やっぱし元気なあゆみの声だ。

(僕は、やっぱしこれに救われているのかもしれない。)

僕は、込上げてくる嬉しさをこらえながら「今日は仕事なの?」と尋ねた。

「そぉだよ。八時からネ。」と甘えたな感じであゆみは答えた。

「そっか。じゃその前にご飯でも行かない?」と僕は自分の為に誘ってみた。

「いいよ。じゃ六時にいつもの場所ね。」とあゆみは答えた。

「解ったよ。着いたら電話するよ。」と言い僕は、浮き足立っていた。

「は〜い。じゃぁネ。」そう言うとあゆみは電話を切った。

僕は、残りの仕事も考えられず、

そうそうに切り上げ待ち合わせの場所に向かった。

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Posted by yuukun73 at 17:09:23Comments(2)TrackBack(1) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第二章・空虚〜 No.2

2006-01-05
電源を切った僕は、

一日を心のどこかに違和感を感じながら過ごした。

休みが二日、三日と終わるにつれ、

徐々に僕は、この前の掲示板の書き込みが、

気になっている自分に気づき始めていた。

日頃、人にも物にも無関心な僕が気にかけている・・・。

何故?

あゆみにもそんなに関心を抱いているんだろうか?

暑さのせいかも知れないが僕自身、

僕という人間が見えなくなってきていた。

子供の頃から、周囲に対してあたりさわりなく

生きてきた無関心な僕だからこそ、

生まれて初めて、

自分を見詰め直さないといけない事に気づいたのかもしれない。

僕は、そんな自分が好きではなかった。

ある意味プライドの高い僕はたかがインターネット、

しかも、掲示板の一言が僕を変えようとしている。

この頃の僕は、気づかされたり、言われたりする事に、

感謝すら出来ない。

惨めな人間だった。

だからこそ、これからの事を考えなければいけないと僕は思い出した。

盆休みも終わり残暑が厳しい中、

僕のいつもと変わらない毎日が始まった。

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Posted by yuukun73 at 18:36:34Comments(2)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第二章・空虚〜 No.1

2005-12-02
11761.jpg 時は過ぎ暑く苦しく感じる季節になった。

毎年恒例の高校野球に皆が歓声を挙げていた。

あれからあゆみとは、たまにお店で会い、

月に一回ぐらいの割合でお店以外であって遊ぶ様になった。

電話は毎日のように出来るぐらいになった。(ある意味進化だ。)

ただ、僕自身はというとあいも変わらず除き空っぽな人生を歩いていた。

ある部分を除き・・・。(これが僕にとって今、最大の喜びだ。)

けれどあゆみの事は秘密にし、自分の周りの人間と世の中を批判していた。

暗さが取柄の人間達だ。

基本的に人付き合いの悪い僕は、周りの人間に流されていた。

皆が、海へ山へとアウトドアを満喫している頃

僕は、家の中でインターネットをしていた。

(夏期休暇だというのに何も予定が無いなんて・・・。)

悲観的な僕の発想はいつもそこに行ってしまう。

(あゆみでもいればな・・・。)

ネットサーフィンを適当に楽しんでいた僕は、

とあるサイトを発見した。

人生を愚痴るようなサイトだ。

その中には、皆、不平・不満を無造作に書き連ねていた。

不平を否定する人。

不満に共感している人。

自分を全て否定している人。

僕は、世の中には色々な事を考える人もいるもんだなと感心していた。

ここに書いてある文章よりはマシな人生じゃないかと、

ある意味僕は、優越感にも浸っていたのかもしれない。

サイトの中に、ひときは僕の気を引く書き込みを見つけた。

178 :♀名無しさん :200*/08/1*(土) 18:12:18 ID:abcdefg

  あなたは居ない・・・
  
  もう半年・・・
  
  『あなたは、何故居ないの?』
  
  何処に行ってもあなたは空想の中にしかいない・・・

  『あなたに逢いたい。』

  あなたに逢えるなら何でもする・・・

  誰か私に答えて・・・

  どうせ、誰も答えてはくれないけど・・・

  気持ちだけは書きたかった・・・


この書き込みを見た僕は、

自分がとても良い人生を生きている様に感じた。

だからこそ、今ある幸せに僕は感謝できた。

あゆみが居ることによって僕は救われているような気もした。

だけど、自分が♀名無しさんに批判・共感するなんて事は出来無く

気になりながらもコメントせずにパソコンの電源を切った。

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Posted by yuukun73 at 21:18:51Comments(0)TrackBack(2) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.10

2005-12-01
11453.jpg 翌日、僕はあゆみに電話をしようかどうしようか悩んでいた。

今迄の僕には無いいい悩みだ。

僕は心を躍らせながら携帯電話ばかり見ていた。

こんなことならメールアドレスも聞いておけばよかった。

メールだったら簡単に出来るのに・・・。

仕事中そんな事ばかり考えていた。

何をしてるんだかと思いながらも、

電話がかかってくる事を期待していた。

結局、自分が電話をかけてしまうんだなとも思った。

やがて仕事も終わり電話をかけようかどうしようか悩みながら家路をたどっていた。

その時、僕の携帯電話が鳴った。

僕は、慌てて携帯電話を見た。

相手は、あゆみからだ。

僕は、願いがかなったかのような感じがした。

うれしさを隠しながら「はい。」と電話に出た。

「良太君?」と電話の向うのあゆみは問いかけた。

「そうだよ。」と僕の声のトーンは少し上がった。

「昨日は着てくれてありがとね。」

「楽しかったよ。」とあゆみが言った。

「こっちこそありうがとう楽しい時間を。」と僕は紳士なふりをして言った。

「これからまめに電話しても良い?」とあゆみが意外な事を問いかけた。

(以外ではないのかも・・・)

などと思いながらも「いいよ。」と僕は答えた。

「僕からもかけて良い?」と僕は聞き返した。

「良いよ。」とあゆみは答えた。

「それじゃね。私、今から仕事だから。バイバイ。」とあゆみが言った。

名残惜しいが「頑張ってね。バイバイ。」と僕はあゆみに答えた。

電話を切った後、僕は舞い上がってしまっていた。

あゆみが彼女のような感じもしていた。

あゆみの事も知らないのによくもそんな事を考えられるのか・・・。

けれど、今は自分の事しか考えていなっかた。

自分がいいようになることしか・・・。

こんな時は、いいように解釈するんだな?

など、考える事も無かった。

はっきり言ってかなり馬鹿だったのかもしれない。

そんな出会いが僕を深みへとはめていく事になろうとは僕は知る由も無かった。

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Posted by yuukun73 at 12:01:52Comments(0)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.9

2005-11-28
11072.jpg 生まれてから初めてかもしれない・・・。

人と接してこんなに幸せ感があるのは・・・。

あゆみが答えてくれるだけで僕は満足した。

この時間を少しでも長くしたくて、

僕はある意味もがいていた。

そんな時、僕はあゆみの携帯番号を聞いていないことに気がついた。

(携帯番号を聞きたい!)

けど、言い出せない自分がいる。

時間は終わりに向かって刻一刻と過ぎていく。

(楽しい時は何故?時間が過ぎるのが早いのだろう?)

僕は勇気を振り絞ってあゆみに聞いてみる事にした。

「あっあのさ、あゆみちゃん。」僕は、震えながら言った。

「なに?」あゆみがかわいい顔をしてこちらを見ている。

(この表情で言えなくなってします・・・。)

(聞かないと終わってしまう・・・。)

僕の頭の中は葛藤していた。

「ど・お・し・た・のぉ?」あゆみが可愛く問いかけてきた。

「あの・・・あっ・・・あのさ」僕は人生最大の勇気を振り絞った。

「携帯番号教えてくれない・・・?」僕は言ってしまった。

この後どうなるんだろう?

恥ずかしいから帰りたい・・・。

教えてください。お願いします。

など色々な感情を秘めながらあゆみの答えを待った。

「いいよ。」と言ってあゆみはメモ帳に番号を書いてくれた。

僕は、クールな振りをしながらも心は踊った。

「良太君の番号も教えてよ。」あゆみは平然とした感じで言った。

(少し寂しさを感じる・・・。)

「いいよ。」と僕もメモ帳に番号を書いてあゆみに渡した。

そうこうしながら楽しい時間が過ぎていった。

僕は、店を出てメモの番号を携帯に登録した。

帰りの足取りは軽く幸せをまんきつするかのように家路に着いた。

僕は、忘れていた・・・。

あゆみと初めて会った時に感じた。

あゆみの寂しそうな・・・

何かを抱えているような感じを・・・。

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Posted by yuukun73 at 20:03:02Comments(0)TrackBack(2) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.8

2005-11-26
僕は、図星で答えられなくなってしまった。

あゆみは、そんな僕を見て耳元でそっと囁いてくれた。

「あのね・・・。」僕は、少しくすぐったく、

それが先にきてよく聞いていなくて聞き返した。「もう一回お願いします。」

「駄目!!」と小悪魔的な笑みを浮かべてあゆみが言った。

僕は、何故か良い事のような気がして少し浮き足立っていた。

(しかし、さっきのは何て言ったんだろう?)

僕は、それが気になっていた。

僕が、妄想している間に、

あゆみは、他の席を見て店の娘に小さく手を振っていた。

そんな光景に何故か僕は満たされた。

(初めて会った時の寂しそうな感じは僕の勘違いなのかなぁ。)

などと、自分が考えすぎでは無いかと僕は思っていた。

あゆみが、僕のほうに振り返りそっと微笑みかけた。

そして「何か貰っても良い?」と言った。

「何かって何?」僕は聞き返した。

「飲み物オーダーしてもいいかって事だよ?」とあゆみはかわいらしく囁いた。

僕は、そのあゆみの顔を見て『満たされた・・・』。

何も無い幸せとはこの事じゃないのかなぁ・・・。

僕は、今ある幸せをかみ締めていた。

そして、「いいよ。」と僕は笑顔で答えた。

「お願いしま〜すぅ。」とあゆみがボーイを呼び出していた。

何故、僕はこの空間を幸せに思えるのであろう?

今までに無い自分が少し見えた気がした。

新しい自分になったみたいで僕は満足感に満たされていた。

だが、僕は知らない・・・。

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Posted by yuukun73 at 20:39:38Comments(0)TrackBack(4) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.7

2005-11-24
「お待たせいたしました。女の子が入ります。」とボーイが言って、

そそくさと奥に戻っていった。

「いらっしゃいませ。失礼します。」とあゆみは腰を落として頭を下げた。

そして、こっちを見て少し会釈をした。

「あっ良太君だぁ。」と言ってあゆみは笑顔になった。

だが、あゆみは直ぐにクールな顔になった。

「今日は、早いね。」とあゆみが言った。

「うん。会社提示で終わったからね。」と僕は笑顔で答えた。

僕は、この前の聞けなかった事を聞きたがったが言い出せなく、

「今日はお店暇そうだね。早い時間だからかなぁ?」とありきたりな事を言った。

「そうだねぇ。早時間はねぇ。」とあゆみは社交辞令のように答えた。

僕は、ヤバイと思い何か言わないとと思ったが言葉にならなかった。

「スーツの時は、私服と違って雰囲気が違うね。」とあゆみが言った。

僕は、少し喜びを隠しながら「大人に見える?」と問いかけた。

「ウーン。なんかねぇ?」

「そんな感じかなぁ?」と間を空けてあゆみは答えた。

「けど、遠く感じるかなぁ。」と遠くを見ながらあゆみは言った。

僕は、その目を見て僕を見て他の人を創造しているように見えた。

その光景を見てしまった僕は、更に聞き出せなくなった。

(あゆみは誰の事を考えているんだろう?)

(何故?そんな悲しいそうな目になるんだろう?)

(僕がそんなに似ているのかな?)

僕は、無言になり色々な事を考えてしまっていた。

あゆみは、空いたグラスの水割りを作りながら暗い僕に問いかけた。

「この前の幸せって適当に答えたでしょ?」と意地悪そうにあゆみは言った。

僕はドキッとして言葉を失ってしまった。

そして、僕はあゆみに対していい返答を必死で考えていた。

僕は、このままではいけないと何かしゃべろうとした。

「あの時は・・・。」僕はそう言って繋ぐ言葉を考えた。

「本当は・・・。」僕が言うとあゆみがうつむき加減の僕を覗き込んだ。

そしてあゆみは、「考えてる。本当は答えられないんでしょ。」と言ってきた。

僕は、・・・。

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Posted by yuukun73 at 20:38:01Comments(0)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.6

2005-11-22
10376.jpg 『NEO CLUB STAY.』の看板が見える付近に着いた。

心は躍るようなのだが体は強張っている。

僕は、覚悟を決めてあゆみの元に向かった。

店の手前には、前回と違い金髪の若いボーイが呼び込みをしていた。

若いボーイは僕を見て声をかけてきた。

「お兄さんキャバクラ?」とボーイが言った。

(やっぱり苦手だ・・・。)

「えーっと・・・。」(行くのは決まってるんだけどなぁ・・・。)

言葉に詰まっている僕に「かわいい娘つけるから。」とボーイは更に付け加えた。

「イヤー・・・。」(なんて言えば良いのか?)

言葉を捜している僕に「行き着ましょう。」と、

半ば強引にボーイが連れて行こうとしている。

僕は、そのまま連行される形で店に入っていった。

お店は、月曜日という事もあってあまり活気が無い。

僕はお店の中央部位ある席に案内された。

「お客様当店は初めてでいらっしゃいますか?」と礼儀正しそうなボーイに問いかけられた。

「いえ、先日寄らせていただきました。」と僕は答えた。

「それは、ありがとうございます。」とボーイは軽く一礼した。

「では、当店のシステムはご存知ですね?」とボーイに確認された。

僕は「はい。」と答えた。(外と中の対応は何故こんなに違うのだろう?)

「お客様ご指名はございますか?」と更に確認される。

僕は「あゆみさんお願いします。」と答えた。(なんか照れくさいな・・・。)

「あゆみさんご指名ですね。かしこまりました。」とボーイは軽く頭を下げた。

「お客様お飲み物はどうさなされますか?」の問いに、

「ビールをお願いします。」と僕は答えた。

「かしこまりました。少々お待ちくださいませ。」と一礼をしボーイは店の奥へと消えていた。

僕は苦手感をいがめなく、

気を紛らわす為に周りの客席を見た。

店内は広々としているが客数はまばらだ。

僕は数少ない接客中の客席の中から店内奥の席に目をやった。

年齢的には30代前半ぐらいに見える会社帰りの二人組みの男性客が、

二人組みは店の娘達と楽しそうに会話していた。

(皆なんで簡単に女の子と話を出来るんだろう・・・。)

(皆何を目的としてここに来るんだろう?)

そんな風に思いながらその二人組みの席を眺めていた。

そうしていると、ボーイがあゆみを連れて僕の席までやってきた。

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Posted by yuukun73 at 22:07:20Comments(0)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.5

2005-11-21
10237.jpg −・−・−その日の午後−・−・−

考えすぎなのだろうか?

少し疲れてきた。(あまり寝て無いせいか?)

そんな迷走の中、

『たぶん今の僕には解決できない問題なんだな。』と感じた。

そう、考えないければ…。

あゆみの言った意味を考えない…。

あゆみの事を考えない…。

やっぱし、そんな事出来ない考えてしまう。

じゃ、仕事が終わってから会いに行ってみる?

そんな事でいいのか?

意識しているからこそ勇気が無いのかもしれない。

結局、時間だけが過ぎていった…。

やがて仕事の時間も終わり、皆が家路に着く頃、

とりあえず繁華街へと足を運んだ。

実際は、まだどうするか決まってはいない。

行くか?帰るか?僕の中で揺れ動く。

現時点での心境は、会いたいか?会いたくないか?なのに、

今の僕は、まだその事には気づいていない。

だから、自分の解決しか考えていないフリをしていた。

今となっては、問題が何かさえ解らなくなってきてる。

僕は、解らないままあゆみのいる場所に行ってみることにした…。

自分では理解していないが何かに惹かれるがままに…。

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『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.4

2005-11-20
10081.jpg −−−−−翌日−−−−−

僕は、あまり眠れず答えの見つけれない

あたかも妄想めいたものを感じる。

ある意味、考えすぎと寝不足かくる疲労なのかもしれない。

そんな事を思いながら仕事ん向かった。

会社という組織は、あいも変わらず『 平 凡 』とを絵に書いた様である。

同僚がパチスロの話をしてくる。

「俺、昨日勝ったんだ!!」

「俺はプラマイゼロかなぁ」

などありきたりな会話だ。

(休みの日は、皆あんまりすること無いのでは?)

(しかし、負けた人は何故言わないのであろう?)

当然負けた人の中には僕も含まれている。

あゆみは何故こんな生活が良いと思えるのだろう?

結局、その疑問に僕は頭を悩まし仕事がいい加減になっていた。

昼休憩の時間になり僕は屋上に行き又空を眺める事にした。

気分転換をする為だ。

昨日から雨は降っていないが、雲行きは良くなさそうだ。

機嫌を損ねると今にも雨が降ってきそうだ。

そんな空を眺めていると、今の僕の頭の中と同じような感じがした。

僕は、あゆみの事を考えるのをやめ自分の事を思え返してみた。

何故、あゆみの事を考えているんだろう?

人のことを気にしない性格なんだけど、何故…?

何が気になっているのだろう?

僕は、あゆみを気にしているんだろうか?

それとも、あゆみとの会話の内容を気にしているのだろうか?

何故…?

何故…?

何故…?

そればかり考えてします。

今の時点では、自分でもあゆみなのか会話の内容なのか理解できなかった。

考え何かに意識してしまっている僕はあゆみに会いに行くことさえ出来なかった。

話をすれば解決するんではないか?

顔を見れば…。

僕は、ただただなんの解決も出来ないままたたずんでいた…。

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『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.3

2005-11-19
9949.jpg その帰り道、僕はあゆみの事を短時間の会話ではあったが、

どのような娘なのか理解しようと言動を思い返していた。

何故か?

少し、僕の中にあゆみは疑問を残していった。

それは、僕に他人を気にさせるという行動をあゆみが取ったからであろう。

あゆみ自身にはそんな気が無かったにしても僕が気になるから仕方が無い。

あゆみは何故『 平 凡 』をいいと言うのだろう?

何も無い幸せって何なんだろう?

僕にしては、毎日何もない暮らしをしていて、

そんなことが幸せだなんて思えないし、

『 平 凡 』こんな退屈なの事は世の中にはこれしかないと僕は思っている。

あゆみは何故そんな事を良いと思えるのだろうか?

いったいあゆみに何があったのだろうか?

疑問だけが僕の頭を占領していく。

いったいなにを何で、僕は気にしているんだろうか?

家に帰る道のりを疑問だけが頭を駆け巡り

俯きながらトボトボと歩いている。

僕は、このまま何故か家に帰りたくなく、

自宅近くの公園に向かった。

夜の公園は真っ暗で街灯だけが光を灯している。

僕は近くのベンチに腰をかけて空を見上げた。

空は、一時的に雨は上がり雲の合間から月の光が覗いている。

そんな吸い込まれそうな雲の合間の光を見た僕は、

頭の中の疑問があの雲の合間見たに解決すればいいなと思った。

そういえばあゆみは、「良太君かぁ。」と疑問文にも取れる様な事を言っていた。

やっぱりあゆみは、過去に良太と言う人物と何かあったのではないだろうか?

それを、糸口に何か解らないのだろうか?

あの雲の合間のように僕の頭の中に一筋の光がともった。

だが、今の僕には一人で考えることしか思いつかなかった。

それからどれくらいの時間がたっただろう?

夜の公園に、一人では答えの見つけれない答えを探し続けていた。

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画像提供:EyesArt, Inc

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Posted by yuukun73 at 00:48:25Comments(0)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.2

2005-11-17
9832.jpg 僕は、その足で繁華街に向かった。

今日の憂さを晴らすためだ。

某有名な牛丼屋で、素早く腹ごしらえをし、

キャバクラを探した。(僕が唯一女の子と話が出来る場所だ。)

しばらく歩いていると『Neo CLUB Stay.』と言う看板を見つけた。

僕は、そこに入ることにした。

お店の下まで行くと、夜の業界ではボーイと呼ばれる呼び込みがいた。

「キャバクラいかがですか?」と少し恐持てなボーイが声をかけてきた。

「・・・。」(入るのは入るけど入りずらい。)

「うちは、かわいい娘つけますよ。」と間髪いれずに突っ込んできた。

「・・・。」(そんなこと聞いて無し。)

「飲み放題で、女の子のドリンク無料。」とボーイはお店のシステムを話し始めた。

「さぁどうぞ!!」

僕は、ボーイに言われるがままに、店内に入っていった。

店内は、薄暗く怪しい光に包まれていた。

僕は、そのまま店内の奥の方にある席に案内された。

(一人で来ないほうが良かったんじゃないか?)

(まぁ、誘ってくれるような人がいるわけでも無いんだが・・・。)

少しすると、ボーイに連れられて女の子がやってきた。

代わる代わる女の子が15分置きぐらいでやってきて、

「名前は?」・「お仕事は?」など社交辞令的な質問に答える連続だった。

僕が、気に入るような女性はいない。

あまり楽しめず、少し嫌気がさしていた。

最後の女の子がボーイに連れられてやってきた。

「失礼します。」(別に失礼じゃないんですけど・・・。)

(なんか重たい感じの娘だな。外見とは裏腹に。)

「はじめましてあゆみです。」と名刺を渡された。

「あなたのお名前は?」(社交辞令の連続で無言になりそうな僕がいた。)

僕は、気を取り直し、

「良太です。」小声で言った。

「良太君かぁ・・・。」(彼女が少し止まったような気がした。)

「僕の名前に何かあった?」とあゆみに問いかけた。

「・・・。」(あゆみが無言で少しうつむいている。)

「いい名前だなぁと思って。」(笑顔で答えていた。)

「そうなんだ。」(聞きたいことを言い出せない僕がいる。)

「・・・。」

「・・・。」

「良太君はどんなお仕事してるの?」(彼女が沈黙を破った。)

さっきのことを気にしないように、

「僕は、パソコン関係の仕事です。」と答えた。

「まぁいたって平凡なサラリーマンです。」と付け加えた。

「平凡ていいよね。」とあゆみが答えた。

(平凡に嫌気がさしている僕にっとっては気のいい話ではない。)

「平凡の何がいいの?」とあゆみに問いかけた。

「なにも無いのが幸せかもって・・・。」(何かあったのかな?)

「良太君にとっての幸せって何ですか?」とあゆみが上目使いで問いかけた。

「大好きになれる彼女がいて、楽しく過ごせることかなぁ。」(そういえば、そんな事考えたこと無いな?)

「そっか。」とあゆみが呟いた。

僕は、勇気を出して聞いてみた。

「どうしたの?」

「なんでもないよ。」とあゆみが言った。

間髪をいれず、

「スイマセン。お客様。」とボーイが割り込んできた。

「お時間になりますが?いかがなさいましょう?」(タイミングが悪い。)

(僕はパチスロに負けて、あまりお金を持っていなかったので。)

「チェックしてください。」と僕は、ボーイに頼んだ。

あゆみから電話番号も聞かずに気になりながらも、僕は店を後にした。

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Posted by yuukun73 at 18:17:50Comments(4)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜第一章・過去〜 No.1

2005-11-16
9676.jpg −−−−−6ヶ月前−−−−−


6ヶ月前のある雨の日。

この時期は、雨が多く僕をイライラさせる時期だ。

(皆もそうかもしれない。)

僕は、何の予定も無い休日(まぁ、普段から無いのだが・・・。)を部屋でダラダラ過ごしていた。

何をしたい訳でもなく、ただただ時間だけが過ぎてゆく。

(皆は休日に何をして過ごしているんだろう?)

(楽しんでいるのは、ごく一部しかいないだろ・・・。)

僕は、自分の事を棚に上げて世の中を批判していた。

(彼女でもいればな・・・。楽しい毎日が送れるのかな?)

など、無いものねだりな事も考えていた。

何故か、自分が正しいのか間違っているのか考えてしまう。

やっぱし、雨のせいだと他のものに責任をかぶせてみたりもした。

結局、『逃げている自分がいた』と改めて認識させられた。

塞ぎ込んでいても仕方が無く、街に出ることにした。

外は雨。

傘を差し行く宛も無く、ただ歩いていた。

頭の中では、パチスロにでも行こうか?

コンビニに立ち読み?

酒でも煽りに行く?

など、自問自答しながら歩いていた。

そんなこと考えながら歩いていると、

一軒のパチンコ店が目に止まった。

僕は、パチスロをしようと店に入っていった。

店内は、活気のある曲が耳鳴りするぐらい鳴り響いていた。

皆は活気があり人が縦横無尽に優良台を探し歩いている。(ある意味、皆が勝つために本気!?)

僕は、スロットコーナーに行き、適当な台に座って、

いつものように、1000円札をサンド(コインに交換する両替機)に入れ、

出てきたコインを台に置いた。

スロットを始めてから、一時間ぐらいが経ったのだろうか?

人が入れ替わり立ち代り出入りしている。

相変わらず活気がある。

僕はというと、負けてしまいパチンコ店を後にした・・・。

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Posted by yuukun73 at 14:25:48Comments(0)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜序章〜 No.3

2005-11-15
僕は、嫌悪感を秘めながら街を眺めている。

『 孤 独 』

取り残された感じを受けた僕の心はますます荒んだ。

そんな僕の前をひときは輝き、好印象を受ける女性が通り過ぎた。

目を奪われそうなになった瞬間・・・

僕の視界に、セミロング茶髪。

ファー付きのハーフコート・ミニスカートにブーツのいかにも今風な女性が飛び込んできた。

待ち合わせの人物だ。

「お待たせ!!」と彼女は明るく大きな声で言ってきた。

(何故、そんなに元気なんですか?)そんな事を考えながら、

僕は、無造作に「ああ。」と答えた。

「何?待たされたこと怒ってんの?」と彼女は、からかうように言った。

「そんなことない。」僕は、ぶっきらぼうに答えた。

「さっきの女の人見てたでしょ?」僕の心を読むかのように、鋭い質問が飛んできた。

「見てない。」実際には、見ようとした瞬間だった。

などと僕は、自分の考えを正当化しようとした。

「今日は、何処に行く?」と彼女は、先ほどの事は何も無かったかのように問いかけてきた。

(人の気も知らないで・・・。)

「元気ないね・・・。どうかしたの?」と彼女は少し不安そうに見える表情を見せた。

僕は「なぜ?」と聞き返した。

彼女は、僕を上から下まで見てから

「そんな感じだから。」と答えた。

(僕の雰囲気に出ているのか?)

少ししてから、

「何か言ってよ?」と彼女が少し怒りぎみで言った。

僕は、無言になってある過去を振り返った。

時間だけが過ぎてゆく。

何分ぐらい経っただろうか?

僕は、決心をし重い口を開けるべく、

「話したいことがあるんだ。」と言った・・・。

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Posted by yuukun73 at 16:52:19Comments(2)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜序章〜 No.2

2005-11-14
9432.jpg 少し僕の事を語ろう。(誰に?)

市内にあるワンルームマンションに住み、

ごく普通の会社と言われる組織に属する独り者の男だ。

趣味は、パソコン・パチスロ。(基本的にどちらも趣味と呼べるものでは無い。)

周囲から評価も批判も受けない極々普通のサラリーマンだ。

自分の性格を言葉にすれば、

周囲に対してやさしく接する訳でも無ければ、

周囲に対して、自由奔放に振舞う自分勝手でもない。

要は、周囲に溶け込めないでいる。

引きこもりではないがアウトドア派でもない。

このような感じだから上辺だけの友達しかいない。

ある意味、人生での道を見つけられずにもがいている。

けれど、皆そうではないのかとも思っている。

自分の周囲には、自己主張を出来ない奴がたくさんいる。

うごの衆という奴だ。(見たことは無いが・・・。)

だが、自分もその中の一人だということも事実だ。

結局、何一つ自分で決め切れない、いい加減な奴だ。

これが、僕の現時点の集大成だと思っている。

話しを本編に戻そう。

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Posted by yuukun73 at 19:42:25Comments(2)TrackBack(0) │自作小説

『 Truth of Lie 』 〜序章〜 No.1

2005-11-13
9283.jpg 本日は、晴れ。いわゆる快晴だ・・・。

街は、クリスマスムードに包まれ

恋人達の為にあるかのようなイルミネーションが光り輝いている。

そんな光景の中、僕は、周りを威嚇するかのように歩いている。

何故か?

僕は、ある人物に呼び出され待ち合わせ場所に向かっている。

けれど、心はすさむ・・・。

これから、起こりえる。わかりきっている事実を僕は見たくないからだ。

すさみながら歩いていても目的の場所にはたどり着いてしまう。

気持ちは重い・・・。

待ち合わせ場所に着いた僕は、待ち合わせの人物に電話をした。

僕が着いた事を伝える為に・・・。

「は〜い!着いた?」と電話の向うの人物から問いかけられる。

「着いた。」と僕は呟いた。

「今、向かっている途中だからもう少し待ってて?」と電話の向うの人物からさらに問いかけられる。

携帯電話の向うから誰かと車に乗っているかのような音が聞こえている。

「わかった。」と力無しげに答えて、僕は電話を切った。

僕は、周囲を見回し近くの階段に腰をかけることにした。

そして、街を行きかう人々を眺めた。

幸せをまんきつしながら歩いているカップル。

絵に描いたような家族団らんをしているファミリー。

急ぎ足で家族の元に向かうであろう中年風の男。

怪しげな感じをかもし出しながらも輝いている夜の世界の女達。

皆、自分の居場所が、解っているような感じをうけた。

行き交う人々を見て、僕は僕自身だけが行き場のない嫌悪感に包まれた。

(時期的なものであろう。)

そう言い聞かせながら、今だにこない待ち合わせの人物を待ち続けた・・・。

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Posted by yuukun73 at 17:48:47Comments(0)TrackBack(0) │自作小説
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